2学期期末試験後に人権講話を行いました。愛知教育大学の中井大介先生から「相互理解をするためには」というテーマで講演していただきました。今回は4つの話を柱にしてお話をしていただきました。その項目は以下の通りです。①人間の多様性を理解しよう②3つの理解の大切さ③主観的理解の落とし穴④人の気持ちを推測しよう
①について、人間の性格は遺伝で50%決まるが、他にも環境や成長段階によっても異なるので、同じ性格の人は存在しないという話からはじまり、②で、理解には主観的理解、客観的理解、共感的理解の3つがあることを聞き、③で、人間は主観的理解で他人を理解してしまいがちだがそれには落とし穴があることを、様々な心理学の実験から示していただきました。 ①から③をふまえて、主観的理解のみではなく、客観的理解、共感的理解をしながら他者を理解しようとする大切さを最後にお話ししていただきました。
単に他人を理解しようとすることは大切であるという話を聞くより、心理学の実験や人間の脳の構造などをふまえたアプローチをされていたことで、説得力が増していると感じられ、生徒も興味をもって講演を聞けたのではないかと思います。
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